■■001 飛行甲板上の繋留穴の表現
記念すべき第1回は、わがサークルの艦船一筋男、モビルスーツを作っても何故だか 水中型!のたけ蔵さんの登場です。
例会で「これって どうやったんすか?」という会話から出た、目からウロコの話を野馬がご紹介いたします。
航空母艦 大鳳の飛行甲板です。まだ制作途中ですが、甲板上にきれいに並んだ 繋留穴(飛行機その他が落っこちないようにロープなんかで留めとくための金具があることを、模型で表現するための穴です。) が北朝鮮美女軍団のマスゲームのように“きれーに”並んでるのがお分かりいただけると思います。
なにもたけ蔵さんが将軍さまのために!血のにじむような訓練の末、獲得した 特殊な技術じゃございません。ちょっとした工夫をしたそうです。
模型制作でなにが大変か?
「まっすぐ」だとか、「直角」「水平、垂直、平行」そして『整列』。こいつが 難しい。これができれば完成品のグレードがググッとアップするってもんです。
飛行機なんかのリベット表現なんかで一列に並ぶべきリベットがちょっと歪んでる。 よくあることです。「高機動飛行をした後なので、リベットが曲がってしまったのを 表現してみました。」なんて言っても誰も信じちゃくれないです。
ハセガワや北風舎さんが便利な道具を作ってくれましたが、やはり使うのには多少の コツがいるようです。まして、この飛行甲板のように縦横きれいに並んだ穴を あけるのにはさらに熟練が...。
え、はやく教えろって?はいはい。
漫画原稿なんかで使う“スクリーントーン”を貼って、それを目印にピンバイスなり、 コンパスの針なりであけてくそうです。
これだけ...。どうですか?目からウロコでしょ。 そうとわかったら画材屋さんへ走れ!
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